島の奥深さに触れる
島に降り立った瞬間に
この島で
少しでもいいから暮らしてみたいと感じた
そして何かしらのカタチで
暮らすのではないかと
直感で感じている
【小笠原諸島:父島】
今回滞在できたのはたったの一航海のみ
それでも温かすぎる
父島の人と自然の魅力に触れることができた気がする
小笠原のビーチ / 海面海中
感動の綺麗さ
潜るのがこんなにも楽しい!
そしてもっと上手くなりたいと思ったのは初めて
たくさんのイルカにもクジラにも感謝感動
出発直前に小笠原にいる知り合いと
ご縁で繋がることができて
快く連れていってくれた小笠原ナイトツアー
この時島内を一周案内してもらったことで
その後の島探検がより充実したものになった
(みさきちゃん・KJさん・そしてみなみ。 ありがとう)
小笠原の特徴は何より移住者が多く
観光地のような雰囲気が街中に漂っていること
それでもその中に温かさはしっかりと持ち合わせる不思議な感覚
一度来島したら惚れ惚れする気持ちがよく分かった
島内にあるCafeがこれまた素敵!!!!!!
そして今回、島内を自転車で回っていたら
たまたま島の保育園の運動会をみることができた
(しかも2箇所も!!)
子どもたちがのびのびと演技しているのはもちろん
保護者の方々がこれでもかと笑顔で楽しんでいる
自分たち(大人)が輝く中で
自然とともに子どもを育てる
きっと課題もあるだろうが
すごくよい子育て(共育)のカタチだなと感じた
一方、島を愛する中でも
島を離れなければならない現実があることも知った
それは高齢の方々
東京から24時間かけて辿りつく小笠原諸島
そして離島医療の現状
そう簡単に島を行き来することはできない
その現状の中でどうしても
島を離れなければならない
葛藤と諦めの念があるのだろうか
小笠原が日本に返還されてから48年
その当時帰島した方とお逢いすることができた
自分の身体のことこれからのこと
岐路に立っているとおっしゃっていた
その意味が最初は分からなかったが
離島の抱える現状を少し知った気がする
まだまだまだまだ
私が触れた島の深さは
爪先にも満たないくらいわずかなもの
だけど心動かされる
島の温かい魅力に溢れていた
おが丸が出航する時のお見送りには
話を聴く以上に
考えさせられるものがあった
あの最後のひと時で
小笠原に帰ろう!と 思う人もいるのではないかと
感じるくらい
日程が短くても
もったいないないと思っても
行ってよかった
また帰ろっと。
山で暮らす
自分の足で上り下りを繰り返すより
山の中で足を止めて暮らすことを選んだ
山で暮らすってどんな感じなんだろう
山に訪れる人々はどんな想いを抱いているんだろう
3000mから見える世界はどんなものなんだろう
誰も知らない世界に飛び込むことで
自分自身を見つめ直す良い機会になった
パッと見れば山の景色は毎日変わらない
それでも外に出て山を見渡したいと思うのは山の存在感の大きさなのだろうか
山には毎日のように人が訪れる
しかも意外にも高齢の方が多い
(若者はもちろん親子連れもいた)
「はぁ~しんどい~」
「足腰が痛いわ!」
と言いながら
なんだかんだゲラゲラ笑って
笑顔で降りていく
「何を求めて」
危険を感じてでも登ろうと思うんだろう
結局分からなかったが
そこに意味があるから来たいと思うはず
であれば待つ側はしっかりと心を込めて
関わりを持つことが求められるであろう
宿泊するのに必要な様々な大切なことを教えてもらった
生活するのが楽しいと思えるスキルを多少磨くことができた
山で暮らしたことで
自分の暮らしがさらに楽しみになった
そして
やっぱり山登りたいなって思った笑
来年はどこか登りにいこ~っと
決断する力
穂高岳周辺の山々を目指して感じたこと。
それは決断力の大切さ。
日本第三位の高さを誇る奥穂高。
そしてその近辺には同等。
いやそれ以上に危険な箇所を要する
たくさんの山がそびえ立っている。
一歩間違えれば命の保障はない。
その領域に足を踏み入れるかやめるか。
自分次第だと痛感。
『あなたなら大丈夫よ』
『こわいならばやめておいた方がいいよ』
言葉を交わせばいくらでも情報をもらうことができる。
だけど
情報はあくまで相手の感覚であって。
情報を収集するのも自分だが。
その言葉をどのように活かすのかは
自身の決断でしかない。
だからこそ。
その決断がすごく難しかったし。
凄く慎重になった。
“行けるかもしれない。
けど、何かあったら...”
不安要素が頭を巡ったら辞めておくべきである。
「折角ここまで来たのだから」
この基準は自分の都合だけ。
身体は正直であるからこそ。
辞める勇気(決断)も大切だと感じた山旅。
一人でチャレンジしたからこそ感じた想いであると思う。
まだまだ弱い自分の決断力。
意識していく中で少しずつ鍛えていきたい。
居場所がある
出来ることはたくさんある。
あなたはどんな手を差し伸べますか?
たった5日間しかいられなかったけれど。
現地に行ってよかった。
熊本地震。
自分が行った活動は微々たるもの。
本当に偉そうに物事は語れない。
だけど。
その手を求めている方は確実にいた。
今回は【RQ九州】という団体さんにお世話になった。
普段自然学校として、活動されている。
震災が発生してすぐに救援の手を差し伸べた民間のボランティアセンター。
私は五ヶ瀬自然学校を拠点とし活動に回った。
主な活動は個人宅のニーズに応えていくもの。
地震の影響で様々な支障が生じているご家庭を一軒一軒訪問して、可能な限り作業をする。瓦礫撤去や屋根のシート張り、荷まとめ、草刈り・草引き、作物の収穫。
一軒一軒回るって・・。
途方に暮れるやろ。
本当にそう思う。
だけど、『今から行くね!!』の声を待っている方はたくさんいた。
話をするだけで喜んでくださる方がたくさんいた。
【みんな強いの。みんなゲラゲラわらっとる】
手を取り合い、乗り越えていくために必要なこと。
それは希望を見失わないこと。
だって仕方ないもん、と。
引越しして、すぐに被災された方にお話を聴くことができた。
言葉の奥に隠れる強さとせつない涙に思わずこみ上げるものがあった。
それぞれSOSの大きさは違えど。
『助けて』の訴えに変わりはない。
普通に生活できるようになってきたものの。
熊本の現状はまだまだ進んでいない。
仮設住宅に十分な家具すら入れることができない。
ブルーシートがかかり。赤紙が貼られている場所が至るところに。
道路も土砂で埋まり、ヒビが割れ、通行止めになっている箇所がある。
地震に追い討ちをかけるようにして起こっている。
九州地方を襲う尋常ではない豪雨災害。
支援の人手が減り、自衛隊が撤退し、支援金も考えなくてはならない。
自分たちでなんとか。
もちろんそう。九州の方々は必死に希望を忘れずに。
前を向いて作業をしている。
思った以上に被災の傷跡は大きい。
『忘れない』ことも大切。
だけど。
『動く』ことに意味がある。
一人ひとり出来ることは違う。
誰もが必要とされている。
やるかやらないか。